前回のマウントをとる人の対処法1の続きです。
対処法は、できるだけ多くのバリエーションを持っているほうが、気持ち的にも安心できますので、是非、ご活用ください。
対応策は、たくさんあるほうがよいので。
無言で笑い、両手の手のひらを相手に向ける
もし、誰かに、バカにするようなことを言われたとします。この場合はその内容によって「無言で笑う」か、もしくは、「無言でびっくり」するような表情をしましょう。特に何も言う必要はありません。
こちらは、何か言う必要もない分、何も考える必要もありませんので、冷静に対応できます。
この時、大切なのが、「あなたの言葉を受け取りませんよ。」という意味で、軽く手のひらを相手に見せるジェスチャーをすれば、より効果的です。
無言で対応されることで、相手も無意識でそれなりの圧力を感じますので効果絶大です。
この手のひらのジェスチャーの意味は、ある日お釈迦様がある男から、ひどい言葉、悪口を言われます。お釈迦様は、ただ黙って、その男の言葉を聞いておられました。男は言いたいだけ言って、疲れ果てたので黙ってしまいました。
ここで、お釈迦さんは、「もし、誰かににプレゼントをしようとして、その相手が受け取らなかった時、そのプレセントは一体誰のものだろうか?」と、訊ねるとその男は「当然、それはプレゼントをしようとしたものだろう。」と返答し、ここで自分が相手に吐いた一切の陰口は、自分が受け取らなければならないと気付いたのです。
当然、このお釈迦様のエピーソードは相手にあえて言う必要はありません。聞かれれば、状況によっては相手に教えてあげてもいいかもしれないですね。
相手の承認欲求を、満たしてあげる
基本的に他人に対してマウンティングをする人は、本当は自分に自信がないからこそ、誰かに認めてもらいたいと気持ちがそうさせるのです。
可哀そうと言えば、可哀そうなんです。
そういった心が、相手を貶めることで、自分はすごいんだと安心したくて、相手や周りの人に「自分はこんなにすごいんだ」とアピールするためにこのような行動にでるんです。
こういった人には、相手の承認欲求をうまく利用してあげればうまく解消されることも多々あります。
例えば、「こんなことも知らないのか」と言われたら、「お詳しいんですね?すごいですね。かなり勉強されたんですね。本当に勉強になります。ありがとうございました。」と褒めてあげてください。
満たされない気持ちがあるから、マウントしてくるのです。相手が満足するまで言ってあげてください。会うたびに、どんどん褒めてあげてください。これを繰り返していると、まずあなたのことを自分のことをよく理解してくる人と認識し、あなたと親しい関係になったと思うので、マウントしにくくなります。
うまくいけばあなたの悪口を言うわけでもなく、「とてもいい人だね」「あなたと話すと気持ちいいね」と、あなたのことまで周りに話してくれるようになります。
良くも悪くも、マウントをとる人はとても単純で精神的にも未熟な子供のようなので、これをうまく利用することが大切です。
いわゆる、大人の対応です。